2008年05月19日

通勤手当の支給について

さーて。
何だかこうやって、実務的なお話をするのは
とても久し振りな感じがします。
今日は通勤手当のお話です。

勤務先会社の通勤手当支給方法が変わることとなり、
今月の給与作業はそのことでちょっと手間がかかっています。
“ちょっと”というか・・・
今日は随分時間がかかり、やれやれでした。

所得税額が、合わない。眼鏡たらーっ(汗)

→通勤手当は原則的に非課税。
 なので、通勤手当額変更に伴い、所得税額に影響していないかどうかを
 チェックする必要があるわけです。


給与システムのどこかにこのからくりがあるはずなのですが、
原因として見当のつくものに目をつけ検算しても、どうもおかしい。

SEに連絡をとっても、どうも熟知しておらず頼りにならない。
(これがむかつく。なぜあなたが知らない!?)
システムについて熟知していないばかりか、
税額算出についても、どうも怪しい。(おーい大丈夫か??)
マニュアルを送ってもらうも、
肝心なところの細かいところが、どうも・・・exclamation&question

結局、タイムリミットで、
安全策を採り、ちがう方法で数値を入れて計算することとなり、
その方法だと、なんとか妥当な数値が出たので少し安心したのですが。
すっきりしないです。。


給与システムを使っていて思うのは、
機械、すなわち、システムは、人間が指令を与えて“使う”ものであり、
主導権を持つのは当然人間であるということ。
機械を統制するのは人間であり、それが正しく作動しているのかどうかは
使用する者が知らなければならないと私は思っています。
だから、機械の作動状況について、簡単に知ることが出来る機能を
持たせなければならない。
また不便なところは人間が手を加えるべきなのであって、
機械に機能がないからできないとかそういうことは何か違う。
(まあ、実務について熟慮した上での決断として、機能を優先に活かし、
人間のマニュアルを変更するということも大いにありだとは思いますが・・)
そういうわけで、SEが「わからない」という応答をするたびに
苛立ち、お腹の辺りがむかむかしています。


ところで。
通勤手当というのは、非常にいろいろな語り口 キスマーク があり、
これを支給するにあたっては、ある程度幅を持って
景色を見渡すこととなります。

つまり、こういうことバッド(下向き矢印)

@まず、通勤手当は経理処理上、仕訳としては
福利厚生費
として振り分けられます。
よって、財務面でいうと、給与および手当ではありません。

Aしかし、これが労働法の立場から言うと、
就業規則(あるいは給与規程)によりあらかじめ定められるなど、
労働の対償として支給されるのであれば、
名称が何であろうと「給与」として扱われます。
そして、労働保険料社会保険料の算定の基礎として
含められます。(この数字を含めて計算するということ)

B他方、今日私が唸っていた、所得税の計算には
この数字は含みません。
月額給与から徴収する源泉所得税の月額計算は、一般的な給与の場合、

課税対象金額: 給与総支給額 −(通勤手当額*1 + 社会保険料*2)

*1 ・・・ただし非課税限度額を限度額とする
*2 ・・・雇用保険料、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料 等

この金額と扶養者数をもとに、税額一覧表から定数が求まります。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2007/data/01.xls
(↑国税庁HPより。税金関係のものは大抵ここですぐにチェックできるから
とても便利ハートたち(複数ハート)

Cあとオマケに、通勤手当の日割り計算等の方法は
各社異なるところなので、この辺は要検討です。
これも実は社員にとっては、あまりないがしろにしないでほしいところですよね。


と、こんなところ。
会社が通勤定期券を購入して、実物支給しているのであれば
ここまで面倒くさいことはないのかもしれませんが、
しかし、実物なら実物で、その金額を社会保険料上計算に含め
なければならなかったり、やはり会社としてのある方針を
定めなければならないところなのでしょうね。

こういうところまでしっかり見据えて、
会社にあった方針を決断できる会社、あるいは上司が、
実務担当者にとって、ある意味「尊敬できる上司」
なのかもしれません。



   モータースポーツ
posted by みかん at 00:00| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 人事総務のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 システム導入に関してSEが関与しているはずなのに、知らぬ存ぜぬの態度ではちょっと頭来るよね。メーカーの電話サポートなどで聞くほうが早いかもだね。うちはSEがいないで、しょうもないことでもメーカーのサポートの窓口に聞きまくってます。

 ウチの使っているソフトも税金の細かいところに対応できてなくて(一時金の課税において前月給与がゼロの人は自動計算できないので、自分で手計算して入力せんといかんところなど)、肝を冷やすことがちょくちょくあるね。あと、年度更新の計算に64歳以上がおったら対応できないなど(継続雇用が一般的になりつつあるのにこんなことでいいのか、って感じだけど)、給与ソフトの出来損ないぶりには頭いたいっす。


 あと、通勤手当だけど、うちは7割方車通勤だけど、非課税で済むように、配慮は一応しているつもりです。
Posted by こむ at 2008年05月20日 08:05
☆こむさん

そうなんですよね、SE殿。。
メーカー側の解説書も、痒いところに手が届かないものなのですが
(担当者レベルでマニアックなところを書いておいてほしい!)
でも、そういうときこそSE殿の出番なのにぃ。
私の気持ちをわかってほしい・・と思うのはワガママでしょうか。

えー、前月ゼロの人は、自動計算できないのー!?
それは大変ですね。。
賞与は確かにそういうところがあるかと思うけれど。
自分で手計算して入力するとは・・
恐れ入りました。

うちの場合、通勤手当は非課税限度額を
支給額の限度としてるんだけど、
機械の使い方を誤って「非課税」の設定に
なってなかったら困るからさー。
公共の交通機関の場合は、ほうっておいても
一律10万円だけど、マイカーの場合は
距離によって定数ではいかないから。。。

配慮って、どんな配慮をしているんですか?
もしよかったら、またおしえて下さいませ。


Posted by みかん at 2008年05月21日 23:01
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