2007年10月14日

特別研修を受ける 〜特定社会保険労務士

やっと秋らしくなってきました。
といっても、あの暑さから急に冷えてきたので、
つい薄着のままでいて、油断をすると風邪をひいてしまいそう。。
気をつけましょね!


さて。
9月29日から特別研修(**)を受講しています。
この研修は特定社会保険労務士(*)の試験の
受験資格を得るためのもの。
兵庫県の社労士会の日程は、毎週末、土日祝で (*´д`;)…
今日は始まって以来の休日でした。

今日は、この研修を受けて今感じていることを書いてみようと思います。


(*)特定社会保険労務士とは・・・
個別労働関係紛争(個々人と雇い主との間の労働条件等を巡るもめごと)の
紛争解決手続の代理業務(とひと言で言っても法律で細かく決められて
いるのですが)をすることができる社会保険労務士のことです。


(**)特別研修とは・・・
特定社会保険労務士になるためには、試験(紛争解決手続代理業務試験)に
合格しなければならないのですが、この特別研修を受けることが
受験の要件となっています。
内容は、憲法、民法、特定社労士の役割・職責から始まり、
その他その専門分野について弁護士や大学教授などが講義をし(ビデオ)、
グループ研修で申請書、答弁書の起案を学び、
弁護士を講師に実践的な授業を受けるというものです(半分は未経験だけど)。




1.紛争の解決とは何か?

特別研修を受けていてまず思ったのがこのことでした。
個別労働関係紛争の紛争解決手続の代理業務を受けた時、
めざすところは“和解”ですが、
結局、その結果として成果物は何かというと、
例えば、解雇の場合、労働者は解雇の撤回を求めたところで、
復職できることにはなりにくいのであって、
せいぜい、その争いの対象となっている期間の給与等の支払をするなどなど
・・・つまりはお金で決着ということで、この争いは片が付くことがほとんど。

つまり、和解とは、本当に労働者があるいは会社側が求めていたこととは
到底違うものでありうるのであって、
その“落としどころ”ということを考えると、なんともやりきれない。
切なくなってしまう。

特定社労士が導くのは、その落としどころにいきついてはいサヨウナラなのか。
そんなことを考えていると、以前、ある勉強会で伺った労災認定が下りなかった際の
「審査請求」(不服申し立て)の事例報告の一場面を思い出した。
それは、労働局での聴取の際に労働保険審査官が、とにかくよく話を聴いてくれ、
そして依頼者のご家族の気持ちまでもしっかり受けとめて、
ご家族の話までよく聴いてくれたというもので、
結果的に棄却された案件であったにもかかわらず、
その過程でかなり救われたというものだった。

それで、落としどころは同じでも、過程って大切なのかな
ということを今考えてます。
依頼者にいかに状況を納得してもらい、話をよく聴いてあげるか。
だって、労働者も会社も、双方共に
その後も人生をやっていかなければならないのですから。
そこで性根尽き果ててしまって、
生きる気力を失ってしまっては困ってしまう!



2.法律の問題

次に、これは苦しい問題なのですが、
社労士が労働契約に関してカバーしてきた法律というのは、
労基法を初めとする労働法ですが、結局紛争解決の場面となると、
労働法だけではカバーしきれない、ということを研修で思い知らされました。
そもそも、雇用契約とは、民法第623条の条文に基づくもので
(そんな法律上の基本的なことすら私は知らなかった・・)
法律上欠けている知識があまりに多く、特定社労士の試験に受かっても
社労士の専門分野だけに凝り固まっているとえらい目に合うなぁと思いました。
今は勤務社労士だから斡旋の代理等をする機会はないにしても、
もし、そんな立場に立つとしたら、どんな仕事ができるだろうか。
労働問題についての相談をうけつつ、紛争解決関連については
弁護士と補完的に仕事ができたら、それが理想なのかなと。
だから、社労士の強みをしっかり持っていることって大切だなと
そんなことを思っています。

じゃ、社労士の強みってなんでしょう。
今回、労働問題に詳しい弁護士先生の講義を沢山聞いて、
労働専門の弁護士先生を相手に強みなんて、ないな!と思ってしまったけど、
あえて言える可能性が見出せるとすれば、現場主義であることとか、
労働関係資料についていかに詳しく語れるか、つまり、
どの書類を見ればどんなことがわかるかをいかによく把握しているかとか、
そんなことかなと思います。
かなり想像の世界ですが。



3.注意すべきこと

これは今回の研修初日に、特定社労士の役割と職責についての講義で
講師の方がぽろりとお話されたことなのですが、
「紛争に関わることによって、問題を複雑化するようなことのないようにしなければならない」
ということで、
労働関係の知識をもって、問題となっていないことまで問題化し、
既存の問題を複雑化させてしまうことが発生しかねないという主旨でした。

これは先をよく見通された注意だなと思いました。
というのも、今会社に勤務していて、部署内で質問を受ける時というのは、
単純に法に照らしてもよくわからない、法律の原則ではどうしていいか
よくわからないケースが多く(単純なことはみんな既にわかっている)
それでも法に照らして原則論で説明してしまうと、一気に焦点がぼやけてしまう
ということが実際にあるからなのです。
実感として、これは本当に注意だと思いました。


ということで、そんなことを感じながら受けてきた講義も昨日で終わり、
次の週末からはいよいよグループ研修が始まります。
実際に、グループごとに問題を検証する。。。

準備をしなくては。

そして、試験対策も、しっかりしなくては。


  ふらふらたらーっ(汗)


がんばろ。

今日は、貴重な休みだったわけですが、しかし、

ハイキングに行っておりました! わーい(嬉しい顔)えへ!

社労士ひょうご p.33掲載のものです。
ひょんなことからお誘い頂き・・・

071014shuhogahara.JPG

久々に身体を動かしてすっきりした〜
それに、私がファンの先生方にもお会いできたし!

もちろん試験対策についてもいろいろ伺ってきました。
伺ったからには、マジで通らないと洒落にならない。


まずは、今度の宿題から仕上げよう〜exclamation


                           モバQ
posted by みかん at 23:41| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | 社会保険労務士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みかんちゃん、研修お疲れ様です。
一言も聞き漏らすことなくビデオ講義を吸収し、
しっかり受け止めているみかんちゃんに
感心しました。
同じ講義を受けていたのに、
私は・・・お恥ずかしいかぎり(涙)

勤務社労士としては、
個別紛争に入らないように(起こらないように)
すべきことの大切さを改めて感じますね。

あと、基本中の基本やけど、
私は健康の大切さ、時間の大切さ・・・も
しみじみ感じています(笑)

土曜日も頑張りましょう!
その前に宿題やね〜(>_<)
Posted by きらり at 2007年10月16日 06:30
☆きらりン

コメントをありがとうございます〜♪
えらそうなことを書いているけれど、
かなり眠い授業も、じつはありました。。あは!

>勤務社労士としては、
>個別紛争に入らないように(起こらないように)
>すべきことの大切さを改めて感じますね。

ほんと、そうですよね。
そのことを考えると、すごく気が引き締まりますよね。
他人事じゃないわ。

>私は健康の大切さ、時間の大切さ・・・も
>しみじみ感じています(笑)

あー、まさにそうですよね!
ほんとそうだ!

嗚呼!!宿題が。。。

土曜日、またお会いできることを楽しみにしています♪
(毎週、きらりンに会えるのがかなり癒し(〃▽〃)うれしい!)
有意義な研修になるといいな〜☆

Posted by みかん at 2007年10月16日 21:11
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Tracked: 2007-12-08 19:32

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