2007年01月24日

武満 徹 ギター作品集成 1961-1995

ひょんなことから、会社の人にあるCDをお貸しすることになったのですが、
私はそのリクエストのCD以外にもう一枚、
私から聴いてみていただきたいものをお貸ししようと思い、
CD引き出しを眺めていたところ、これが出てきました。


武満 徹
ギター作品集成 1961-1995


 FOCD9114

   ゚・*:.。. .。.:*・゜


このCD、イメージとしては、
静かな森の中という感じの曲たちと、
一人部屋でほっくり、あるいはしっとりという感じの曲たち。

日中の喧騒から脱皮して家路に着き、
夜ひっそりとこのCDを聴く。
それは、温かく落ち着きのある、いい時間である。


  
   ♪ ♪ ♪


武満徹というと、世界を代表する現代音楽の作曲家のひとりだけれど、
彼は長い間、日本国内ではあまり認められなかったそうです。
まず国外で非常に高い評価を得て、それで初めて日本でも注目されることになった、、、
ということを私が知ったのは、彼が亡くなったときの追悼番組で
評論家であるかの立花隆氏が、涙にむせながら語っていたのがきっかけでした。
(立花さんは、音楽や美術についても語ることのできる方なのですよね。)


彼の音楽は、
私が感じるに、ひとことで言うと、そう・・・
「森にたたずんでいるような」
ふとそんな気持ちにさせられる音楽で、
「ひとり風の音を確かめる」
ように耳を傾けているとすぅっと私の中に入ってきます。

こう書くと、まるで何かの治療のようで怪しいけれど、
難解そうな現代音楽の中で、私が聴く気になれるのは彼の音楽だけです。


武満徹さんという人は、とてもピュアな人で、
このCDからも、彼がジャンルなど分け隔てなく
純粋に音楽が好きなのだろうということがとてもよく伝わってきます。

「ギターのための12の歌」(1977)

という楽曲がCDにあるのですが、この12曲と言うのはね、

アイリッシュフォークソングの、ロンドンデリーの歌でしょ、
そして オーバー・ザ・レインボーでしょ、
それから、彼の大好きな作曲家ガーシュインのサマータイム
それがあると思えば次に続くのは、
早春賦
そして失われた恋星の世界
シークレット・ラヴ
それからその後に来るのはビートルズの
HERE,THERE AND EVERYWHERE
MICHELLE
HEY JUDE
YESTERDAY

ワオ、でしょう?素敵な編曲が施されてる。そして最後に、
THE INTERNATIONAL で締めくくられている。

短く編曲された曲たちが綴られていて、
素朴だけれどなんとも言えなく艶やかな感じです。


ところで、このCDで私が一番胸打たれたのはこれ。

「不良少年」(1961/93)

羽仁進監督による映画「不良少年」(1961)のテーマ音楽とのことですが、
私はこの映画のことは全くわかりません。
でも、言われてみればそんな感じ、何かの情景がふわーっと
湧き上がって滲み出てくる。。。不良少年、若さ、それゆえの切なさ、
そんな色が醸し出されています。
それが、私にぐっと来たんだと思う!


引き出しからふと取り出したCDから、
あまりに好きな音たちを聴くことができたので、
ちょっと語ってみました。

もし、よかったら、皆様も聴いてみて下さいね。
オススメです。

  
    わーい(嬉しい顔) ハートたち(複数ハート)
  
posted by みかん at 00:15| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | MUSIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みかんちゃんには、珍しく音楽の話題が
続くね!楽しく読んでいます。

この方、全然知らないので、みかんちゃんの
解説を読んで聞いてみたくなりました。
どんなんだろう??

会社の人の反応はどうだったかな?
Posted by ヌーヴェル・ヌーヴェル at 2007年01月27日 17:52
☆ヌーちゃん

そう、ちょっと珍しいでしょ。
静かに音楽を聴きたい気分なの。

コレ、聴いてみたくなった!?
嬉しいわね〜!
またいつか、一緒にいろいろ聴きたいなぁ。

会社の人に、、実はなかなか渡せるタイミングがなくて、
まだ渡してないのだよ・・・ありゃりゃ。

そういえば、ヌー殿、
先日新聞で、フランスのベビーブームについて
書かれている記事があったぞよ!
ヌーちゃんも以前実感しているようなことを
語っていたけれど、ほんとそうなんだねー!!
その辺のお話、また伺いたいわ♪
うちの会社でも、今、空前のベビーブームなのよ。

            ヽ(゚o゚; )ノ アラマ〜


Posted by みかん at 2007年01月28日 21:20
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